平野博之 著
新書判 304ページ
価格:1,078円(税込)
出版年月日:2022/12/20
子はなぜ親に似るのか? この仕組みを解き明かすことから始まったのが遺伝学だ。メンデル以来約160年とその歴史は浅いものの、遺伝学は生物科学の中核となった。遺伝子が子へ伝達される仕組みや生体内での働きが明らかとなり、染色体からDNAへと、遺伝子の実体解明も進む。いまや、PCRやゲノム編集などの最新技術にも結実している。遺伝学の研究と発見の歴史を、科学者たちの生涯とともにドラマチックに描く。
遺伝学普及会代表理事 五條堀孝 著
A5版 120ページ
価格:1,100円(税込)
出版年月日:2021/7/26
メッセンジャーRNAワクチンは、感染予防・発症予防・重症化予防の三拍子揃った新型コロナワクチン。抗ウイルス効果のメカニズムと安全性・有効性・変異対応力について、遺伝学の第一人者がわかりやすく説く。
人類とウイルスとの闘いのなかで、私たちはどう対応していけば良いのか。変異株にも対処できる「ウイルス進化」の知見で探るゲノム進化学の最前線。〔A5ブックレット判〕
遺伝学普及会代表理事 小林武彦 著
224ページ
価格:990円(税込)
出版年月日:2021/4/14
すべての生き物は「死ぬため」に生まれてくる。
――「死」は恐れるべきものではない。
【死生観が一変する〈現代人のための生物学入門〉!】
なぜ、私たちは“死ななければならない”のでしょうか?
年を重ねるにつれて体力は少しずつ衰え、肉体や心が徐々に変化していきます。 やむを得ないことだとわかっていても、老化は死へ一歩ずつ近づいているサインであり、私たちにとって「死」は、絶対的な恐るべきものとして存在しています。
しかし、生物学の視点から見ると、すべての生き物、つまり私たち人間が死ぬことにも「重要な意味」があるのです。 その意味とはいったい何なのか――「死」に意味があるならば、老化に抗うことは自然の摂理に反する冒涜となるのでしょうか。
そして、人類が生み出した"死なないAI"と“死ぬべき人類”は、これからどのように付き合っていくべきなのでしょうか。
遺伝子に組み込まれた「死のプログラム」の意味とは?